あけましてあめでとうございます。
皆さんの昨年のトレード成績はいかがだったでしょうか。
2021年の日経平均株価は27,575円から始まり、年末は28791円に上げて終わりました。
上げ幅は1,200円で約4.4%上昇しましたが、27,000円から30,000円の間を行き来する高値圏での横ばいといったところでしょうか。

ただ、月別にみると、2月中旬までは株価は上昇トレンドで30,000円を突破しましたが、その後は8月中旬まで下げトレンドとなり、一時は27,000円割れまで下落しました。
「いったいどこまで下げ続けるのか…」と不安になっていたところ、その後、9月中旬までのわずか1か月足らずで、なんと一気に31,000円近くまで約4,000円も急騰し、「やっぱり日経平均は強い。」と思い直しました。
ところが、今度は、わずか半月足らずで放物線を描くように27,000円まで急落し、「なんだ、やっぱり日経平均は弱いんだ」と思い直すことになります。
「さあ、8月中旬の安値も割って下げて行くんだろう」と空売りを始めると、ここから反転して日経平均は上昇を始め、11月中旬には30,000円近くまで戻しました。
しかし、30,000円を突破できず跳ね返されると、再び27,500円まで急落し、現在に至っています。
いったい何という値動きなのでしょうか。「あまのじゃく」もいいところです。
ただ、これぞ「相場」です。まさにこれが「相場」なのです。ロスカットできない素人がなぎ倒され、退場していきます。
私もつくづく嫌になりました。「買っては下がり」、「売っては上がる」の繰り返しで、デイトレーダーで熱くなっていたら、大損していたこと間違いなしの値動きです。
一方で、昨年のマザーズ指数をみると、1,222円から始まり、987円で終わりました。ほぼ1年間下げトレンドであったと言ってよいと思います。
私を含め、資金が少ない個人投資家は値動きの激しいマザーズの銘柄をトレードしていることが多いでしょうから、厳しい1年であったと思います。
私のトレードはというと、2月までは比較的順調だったのですが、3月以降は、マザーズの銘柄を買っても買ってもあまりに負け続けるため、年の中盤にはマザーズの銘柄のトレードを止めました。
ロスカットできなければ、間違いなく大損していた相場です。
その後は、東証一部の銘柄のうち比較的値動きの大きいものを選ぶことにして、セクター別では、半導体関連、脱炭素関連、電気自動車関連、旅行関連などを中心にトレードしていました。
それでも10月頃までは、2月までに儲けたプラス分を目減りさせる一方でしたが、11月頃から調子が上がり始め、最終的にはそれなりのプラスで終えることができました。
セクター別でみると、やはり今年は半導体関連銘柄の年であったのではないでしょうか。資金が集まり、株価も上げ続けている銘柄が多かったです。
今年の私のトレードの利益のほとんども半導体関連の銘柄によるもので、特にレーザーテックのトレードによる利益が大きかったです。
レーザーテックは半導体関連銘柄の中でも、最強の株と言え(年初12,660円→年末35,290円)、年の後半では、東証一部の銘柄の中で売買代金がトップになることが何度かありました。投資家が殺到して資金が集中し、ボラリティーも大きい、まさに先導銘柄といえる株でした。

ほかのセクターでは、やはり郵船や商船三井などの海運関連銘柄でしょう。8月からの爆上げは目を見張るものがありました。
ただ、私はうまくトレードのタイミングをつかめなかったため、損しただけで何の恩恵も受けられませんでした…
「資金の集まっているセクターの最強の株を買う!」というジェシー・リバモアの教えを実践できたことが、2021年のトレードでの大きな儲けにつながりました。