利益確定は結構難しい

負け組の心理
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私が負け続けていた頃のトレードを踏まえた、負けるためのトレード手法「その2」は、利益が確定できなかったり、遅かったことです。
当然、トレードする前に利益を確定するポイントを決めていませんでした

一般的に、素人は、損の確定が遅く、利益の確定が早すぎるため、損の額が大きく、利益の額が小さくなってしまい、トレードで勝てないと言われています。

株で勝つためには、損を小さく、利益を大きくする「損小利大」が必要とされています。

私の場合、「損の確定が遅い」には当てはまったのですが、「利益確定が早すぎる」には当てはまりませんでした。

だからと言って「利大」になっていたかというと必ずしもそうではなく、なかなか利益の確定ができず、大きな含み益があったものがごくわずかになってしまったり、トントンに戻ってしまうことも多かったです。

結局は、利益確定が早すぎるよりも、悪い結果になっていました。

株の値動きというのは、ある程度の範囲内で上下動するものです。

東証1部の株と新興市場の株とでは、値動きの幅やスピードが異なるとはいえ、延々と上げ続けることはなく、それなりに株価が上がれば利益確定の売りが出て、一旦は逆方向に動くことがほとんどです。

なので、ある程度上げれば(長期投資や短期投資などトレードの期間・手法によって幅は、違いますが。)、売って利益確定することが良い結果につながります。

これまで、私が利益確定できなかったのは、なぜなのか…。それは、「強欲なため」に尽きると思います。

株価が上がって含み益が大きくなってくると、「もう損する心配はない。あとはどこまで上がるのか楽しみで仕方ない。」「売った後、さらに大きく上がって行ったら悔しいから売らない。売れない。」「最悪、買値に戻るまで持ったままでいいから、とことんまで儲けてやる。」というような心理状態です。

このほかにも、一度大きな含み益を見てしまうと、そこから株価が下がって含み益が少なくなると、その額では満足できず、再び株価が上がるまで満足できませんでした。

初めて買ったインボイス株も、一時期200万円近い利益があったのですが、ほとんどトントンになるまで売ることができませんでした。

このままでは、絶対に勝てるようにならないのは明らかだったので、一時は、株を止めようと考えたこともありました。

勝てるようになった今でもうまくやれているとはいえず、利益確定するポイントをあらかじめ決めておくことが苦手なままです。
また、決めておいても、それを守ることができないこともままあります。

いつ利益確定するか、それは非常に難しい永遠の課題のままです。

なんとか、ある方法でそれなりの利益が出た時点で確定できるようにはなったのですが、それについては改めて書きたいと思います。

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