グレイステクノロジーが上場廃止か

勝ち組のトレード
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報道では、東証一部上場企業のグレイステクノロジーが上場廃止になる見込みのようです。粉飾決算が発覚したとされています。

同社は、JPX日経中小型株指数の構成銘柄にも選ばれていたほか、滝川クリステルによるCMを流すなど、まさか上場廃止になるなど想像もつかないことでしょう。

東証一部の銘柄の上場廃止は、ここ10年を見ても、航空関連のスカイマーク、自動車関連のタカタ、アパレル関連のレナウンなど数例はあります

私は、これらの上場廃止企業の株を全てトレードしていたことがあり(もちろん買いです)、特に、スカイマークは、民事再生法適用の発表などで株価が急落する前日に買うかどうか迷い、結局買わなかったため、大損せずに助かったという経験があります。

皆さんもトレードを長期間続けていれば、運悪くこのような株を買って大損することも十分あり得ると思います。
私も、上場廃止にまではなりませんでしたが、1,900円で買った株が300円まで下がったときに投げ売った経験があります(今の株価は数円台)。大損でした。

この時は有名ブロガーが推奨していたのを真に受けて買ってしまいました。

おそらく株価のつり上げと売り抜けに利用されたと思われ、最低の銘柄選び方でした。

今回のグレイステクノロジーの場合、不適切な会計処理が行われていた疑念があり第2四半期決算発表が延期されたことを受け、2021年11月に株価が急落しました。

この時には、25日移動平均線との乖離率が▽50%近くにもなり、逆張りで買いたい衝動にかられました

「一部上場企業でもあるし、まさか倒産することもないだろうから、お買い得のバーゲンセールだ」と考えたからでした。
安いものを買いたいと考える人間の本能的な行動ですね。

しかし、過去のトレードの売買記録を検証した結果、私の場合、25日移動平均線との乖離率が▽20%を超える急落した株を逆張りで買うとトータル収支が大きくマイナスになってしまうことを知っていたため、ぐっとこらえることができました。

もし買っていれば、株価が3分の1になるまで持っていた可能性が高いです。またもや大損するところでした。

今回の教訓は、「相場では何が起こるかわからない」「1銘柄に集中投資しない」ということだと思います。

あとは、ロスカットを徹底することですね。
グレイステクノロジーは、2020年12月に4,200円の高値をつけ、それから1年以上下げ続けました。
もし、ロスカットしないまま持っていれば、とんでもないことになっています。挙句の果てには、上場廃止です。

「いずれは戻るだろう」という希望的観測や、「何とか戻ってくれ」というお祈りは、相場では身の破滅を招きます。相場は戦場です。

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