今朝のマザーズ指数は寄り付きから更に下押しした後、昨日の終値から約20ポイントも上げて852ポイントで前場を終えました。
日経平均も200円以上も上げており、「ついに相場が反発を始めたか」「昨日ロスカットしたのに悔しい」と地団駄を踏んでいました。
悔しさのあまり思わず、「昨日売った株を今からもう一度買って負けを取り返してやる」といった感情が沸き上がって来ました。
でも、「自分が決めたルールに当てはまるチャートの形状やエントリーのポイントではないのに買うのか」「リベンジトレードは無駄な損失を増やすだけだ」と自分に言い聞かせ、なんとか昼休みのトレードを阻止しました。
過去の売買の記録を集計すると、ルール違反のトレードでとんでもない額の損失を被っており、この違反をなくせばトータルでの利益がもっともっと大きくなることを身をもって体験しているおかげです。
昼休みの時点では、昨日売った株のほとんどが上げていて、「あーあ、失敗したなー」という気持ちでしたが、ルールに従ったのだから仕方ないと自分に言い聞かせました。
仕事が終わり、マザーズ市場はそろそろリバウンドで爆上げしてるんだろうと思ってスマホを見ると、わずか5ポイント上げただけで反発力は弱く見え、日経平均にいたってはマイナスに転換し、76円下げて終わっていました。
「感情に任せて本能のまま買わなくてよかった」「やっぱりルールは守らないと」と改めて心に決めました。
市場が開いているザラ場に、株価の動きを見ながら、瞬時に判断してトレードをするのは本当に難しいものです。
前の日の夜にゆっくりチャートを見ながらエントリーする銘柄とエントリーするポイントを決めるのとは全く違います。
ザラ場では、欲と焦りで冷静に判断できないのです。
デイトレードは特にそうですが、スイングトレードするとしても、ザラ場でのトレードはハードルが高く、ルール違反の本能に基づくトレードが頻発してしまいます。
このため、私はデイトレードはしませんし、昼休みのトレードもしないように気を付けています。
私にとっては、株価の動きを表すチカチカの点滅は、心を狂わす悪魔のささやきに思えます。見てはいけないものです。
で、マザーズ市場ですが、買い方の信用評価損益率は32%を超えましたが、もう一段急激に大きく下げて、ロスカットできず含み損に耐えている個人投資家の投げ売りが出なければ、下げ止まらないのではないでしょうか。
そこまで待たなければ、中途半端に買いで入っても勝てる気がしません。
マザーズ市場は、引き続き予断を許さない状況に思えます。