株のトレードをしている皆さんは、痛いほど感じていると思いますが、全てのトレードで儲けることは不可能です。
株価は上がるか下がるかの50%の確率として、連勝する確率は、1/4、1/8、1/16、1/32、1/64、1/128、1/256、1/512と下がり続け、何回ものトレードで連勝することは確率的にも不可能です。
トレードというのは、必然的に損するとき、儲かるときが起きるものであり、株で勝てるようになるためには、トータルの収支で考えることが必要になります。
儲かるときもあれば、損するときもあるということを理解して、損した時よりも儲かったときの金額を大きくすることを心がければ、必然的に株で勝てるようになります。
損したときの金額を小さくするために大切なのは、必ずロスカットして塩漬け株を作らないことです。損するときは、小さい金額で潔く負けるのです。
その上で、チャートをみて、確率に儲かる可能性の高いときにエントリーすることです。
多くのトレードをトータル収支で考えるというのは、つまり、トレードを確率で考えるということになります。
皆さんは、ルールを決めて様々な手法でエントリーしていると思いますが、その手法のうち、トータルで計算して儲かっている手法がどれであるかわかっているでしょうか。
わかっていないのであれば、まずは売買の記録をつけて、手法ごとのトータル収支を確認してみてください。
トータルで勝てていない方でも、個々の手法を見ると儲かっているものがあるかもしれませんので、一度調べてみてください。
「自分にはこれといったトレードのルールもないし、決まった手法もない」という方は、まずは、ルールを決めてください。
そのときには、何度か試してうまくいかないからと言って、すぐに別の手法へ行かず、それなりの回数を試してください。
トレードを確率的に考えるためには、それなりの試行回数を試したうえで判断することが必要になります。
少し試してダメだからと言って、すぐにあきらめて次から次へと移って行っては、見つかるものも見つかりません。
それなりの試行回数を試してみて、全然儲かっていないものはダメだとしても、トントンに近かったりするものは、手法を少し改善することで儲かる手法となるかもしれません。