禁断の順張りを開始

負け組の心理
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しばらく逆張りのスイングトレードを続けましたが、道は開けませんでした。

少ない損でロスカットできるようになって大負けは減ったのですが、コツコツ負け続けてジリジリと資金が削られていきました。
チャートやテクニカルを勉強してロスカットもきちんとできるようになったのに、なんで勝てないのか…」と悩みました。

そのうち、「自分のトレードは、何か根本的に間違っているのではないのか。」「ひょっとして下がっている株を買っているのが勝てない原因じゃないのか…」という気がしてきました。


「勝つためには、今までやらなかったこと、やれなかったことをやってみるしかない」と決意し、ついに「禁断の」順張りを始めることにしました。一大決心でした。

ここまでの私は「株価の高所恐怖症」で、上げている株は、「そろそろ下がるんじゃないか」「下がるときには急落するのではないか」「わざわざ高いときに買わなくても、安くなってから買った方がお得」としか考えられませんでした。

まずは、恐怖心を取り除いた上で、180度発想を転換して全く別の人格になることが求められました。

大げさに聞こえるかもしれませんが、安いものを買うという人間の本能に逆らった行動今まで何十年も生きてきてでき上がった思考回路や習慣を捨て去るのは簡単ではありません
トレードで勝てるようになるため、「人間らしい思考や感情を捨てろ!捨てろ!」と何度も自分に言い聞かせました。

とは言え、最初は、高い株価位置にあるものがさらに高くなるときに買うことが難しく、高い位置から下がってきて再度上げ始めたものを買っていました。

今までと何が違うかというと、以前はサポートライン付近まで下がってきたものを「指値」で買っていたのが、直近高値やレジスタンスラインを超えて上げてきたものを「逆指値」で買うようになりました。

チャートAでは、直近高値を超えたピンク色部分で逆指値で買いました。
ロスカットは買値から2%~3%程度下、利益確定は10%以上を目安に設定しました。

チャートA

チャートBは、1,100円~1,300円の200円幅のレンジであり、レジスタンスライン(上側の黄色い線)を超えたピンク色部分で逆指値で買いました。
ロスカットは買値から2%~3%程度下、利益確定の目安は1,500円に設定しました。
一般的に、レンジをブレイクした場合、レンジのときの値幅と同じ値幅を変動すると言われています。なので、1,300円(レンジ上限)+200円(レンジの値限)=1,500円になります。

チャートB

こういったトレードが本当の意味での順張りと言えるのか疑問ですが、この方法でも、トータルで勝つことはできず、コツコツ負け続けることになりました。

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