勝てない、何をやっても勝てない…(その1)

負け組の心理
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しばらく順張りのスイングトレードを続けてもダメでした。自分は株に向かない、これ以上続けても資金を減らすばかりで時間の無駄だと感じ始めていました

株を始めてから、バリュー投資、グロース投資、逆張り・順張りのスイングトレード、少しだけですがデイトレード。考え付くものは長期投資、短期投資すべて試しました。
様々な本も読んでそれなりには勉強した自負もありました

でも、どうしても、何をやってもトータルで勝てるようにならず、損が積もるばかりでした。

これまでで一番真っ当とも思える順張りのスイングトレードでも、なぜ勝てなかったのか。振り返ってみます
長くなりますので、3回に分けて書きます。

一つ目は、身もふたもない話ですが、決めたルールを守れなかったことです。
こんなところで買うはずじゃなかったのに、なぜか買ってしまうのです。

例えば、好材料が出て株価が急騰したものに飛びついて買ってしまったり…
相場全体が堅調で今買わないと乗り遅れてしまうと焦ったり…
買うべきところを見逃したりギャップアップしたために約定しなかったものをルールよりも高い株価で買ってしまったり…
急落しているものを見つけると思わず買ってしまったり…

これまでやっていた本能に基づくトレードが押さえられませんでした。

ほかにも、買う際には、少ない損になるようロスカットを同時に設定をしているのですが、ロスカットが近づいてくると、もっと低い価格に移動させたり、ひどい場合には、取り消してしまったり

全然ルールとは違うトレードを度々していました。
全ては儲けたいという欲のせいでした。ルールを守るという単純なことがこんなにも難しいとは思いもしませんでした。

二つめは、トレンドを意識していなかったことです。

株のチャートを見ると、一定期間、大きな流れとして、「上がり続けている=上昇トレンド」「下がり続けている=下降トレンド」「横ばい」のいずれかになっているのがわかります。

相場は、一度方向性が出ると、しばらくはその方向に進むことが多いと言われます。いわゆる「トレンドが発生する」というやつです。

スイングトレードでは、このトレンドに従うことが大切になります。相場の格言にも、「トレンドは友」というものがあります。

私が逆張りで負け続けていた頃は、下げトレンドにある株の反発を狙う、つまりトレンドに逆らうトレードを繰り返していたことになります。

逆張りの頃は、「そろそろ上がり始めるはず」「これだけ下げ続けたのだから、もう売る人はいない」と思い、下げトレンドの株を直近安値やサポートライン(ピンクの四角部分)で買っていました

でも、大半は、トレンドが変わることはありませんでした。
トレンドが切り替わるポイントを見極めることは難しく、今あるトレンドに乗る方が簡単に思います。

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