大口トレーダーの視点に立ったトレード(その2)

勝ち組のトレード
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個人投資家のトレードは、結局のところ、大口トレーダーとの戦いです。
ただ、戦いと言っても真正面から勝負するという意味ではありません。

大口トレーダーは、大多数の個人投資家がとる行動、いわゆる「大衆の心理」を利用して株を買わせたり、売らせたりしています

大衆が「どうしても買いたい」「買わないとおいて行かれる」「損が大きすぎて苦しくて、もう持っていられない」「株価が急激に下がって怖くて売ってしまった」といった、欲望、熱狂、恐怖、狼狽といった感情を生み出すような場面を作り出しているのです。

個人投資家と大口トレーダーとの戦いとは、こういった感情によるトレードをさせられないようにすること、つまり大衆と同じトレードをしないようにすることです。

「なーんだ、簡単なことじゃないか」と思うでしょうが、これが難しいのです。なぜなら、こういった感情は、人間の本能によるもので、人間として、ごく普通の当たり前の行動だからです。

だからこそ、個人投資家の9割以上が勝てないのです。「素人には、株は難しく、危険だ」と言われるゆえんです。

大口トレーダーが戦いを始める合図は何でしょうか…。それは、大口トレーダーが買い始めた株の売買代金(出来高)が急増することです。
多額の資金を持つが故に、どうしても普段よりも売買代金が増えてしまうのです。売買代金だけは隠せないのです。

こういった株を見つけ、大口トレーダーのトレードが始まったと感じたら、まずは、人間としての本能に基づくトレードをしないよう最大限の注意をはらってください

チャートを見て、大衆が「買いたい」と感じる場面で、すぐに買わない、大衆が「怖い」「もう我慢できない」と感じる場面で売らないよう心掛けてください。

大衆がどう考えるかわからない…。
簡単です。あなたが思っていることが、大衆が考えている感情、思考です(勝っているトレーダーは私のブログなど読まないでしょうから)。

「自分が思うのとは逆のトレードをすれば勝てるようになる。」とよく言わますが、大口トレーダーの手口を考えると、まさにそのとおりだと思います。

人間の本能とは逆のトレードをすること、そうすることで、勝ち組である大口トレーダーと同じ方向のトレードを行うことができるようになります。
それが個人投資家が勝つための唯一の方法だと言えます。

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