1~2週間程度のスイングトレードで株を買う場合には、株価が大きく変動する可能性が高いポイントでエントリーすることが必要です。
バリュー株投資をしていた頃は何年かかってもいいので、計算上の理論株価に到達すればよいと考えていました。
しかし、スイングトレードでは、確率的にみて儲かる可能性が高いトレードを繰り返して利益を積み上げるというものであるため、時間効率も考えないといけません。
私の経験では、確率的に株価が大きく変動する可能性が高いのは、レジスタンスライン(上値抵抗線)や三角持ち合いのブレイクアウトやラウンドナンバー(1,000円や5,000円など)を超えていくときなどでした。
それに加えて必要なのは、このブレイクアウトなどに大口トレーダーが関わっていること、つまり、大きな資金が集まっているかどうかになります。
これを見分けるために必要なのが売買代金を見ることです。
市場全体の銘柄を見て、売買代金が多い(上位20位程度まで)かどうかをチェックすることが重要です。
売買代金が多い銘柄は、ブレイクアウト後も大きく上がっていく可能性が高まります。
私は、株を買う際には、今、どのセクターに資金が集まり、株価上昇率が高くなっているかを調べています。
株は結局のところ買いたいと思える人が多いかどうかの「美人投票」的な面が大きいと思います。
この資金が集まっているセクターの株を買うとその後も株価が上がって儲けることができる確率が上がります。
現在は、「半導体」「太陽光発電」「石油等の資源」などの関連銘柄に資金が集まっているようです。
特に半導体関連銘柄のレーザーテック(6920)はボラリティがあり、株価も大きく上昇しています。
1単位当たりの株価が高くなかなか買いにくいのが難点ですが…
もう亡くなっていますが、伝説の投機家と言われるジェシー・リバモアは、「最強のセクターの最強の株を買え」と言っています。
これはまさに今のレーザーテックが該当すると思います。
私のこれまでのトレードを見ても、儲かる確率が高かったり、大きな儲けが出ているのは、資金が集まっているセクターの売買代金が大きい株を買ったときになっています。
リバモアのいうとおりの結果が出ています。
皆さんも試してみてはいかがでしょうか。