先導銘柄の下落は相場全体の下落に

勝ち組のトレード
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昨年から相場をけん引してきた半導体関連銘柄の先導銘柄といえるレーザーテックが36,000円の高値から下げ続けています。

今日は27,000円を割れて終わり、高値から25%以上も下げています。急落と言っていいでしょう。
これまで反発していた25日移動平均線も大きく割ってしまい、上昇トレンドが崩れかけています。

1月14日 には、一旦節目の30,000円を割ったことから、それなりのロスカットは発生したと思われます。
ただ、すぐに終値で30,000円 に戻して来たことから、一旦下げ止まるかもしれないと思ったのですが、さらに落ちていきました。

このまま下降トレンドに転換してしまうのか要注目です。

日経平均株価のチャートは9月から三角持ち合いを形成していて、そのうちどちらかへ放たれる状況でしたが、やはり日経平均株価は、下離れして急落していきました
今年に入ってからも、トヨタなど東証一部の大型株は比較的強かったのですが、私は二つの理由から日経平均株価が下離れすると考えていました

一つは、 相場を牽引してきた先導銘柄のレーザーテックの上昇が止まってしまっていたことです。
こういった先導銘柄の値動きは、相場全体の値動きを先取りすることが多く、注目しておくことが必要です。

相場の船頭のような存在ですね。他の多くの銘柄を引き連れていくことになるのです。

もう一つは、マザーズ市場の銘柄と東証一部の銘柄を両方保有している投資家も少なくなく、いずれはマザーズ市場での損失分を補うため、東証一部の銘柄を売らざるを得なくなると考えていたからです。これだけマザーズ市場が下げ続けていると、なおさらです。

ここ3~4日間は強かったトヨタも10%近く下げており、いよいよ相場全体の雰囲気が悪くなってきました

とはいえ、急落で「怖い」「耐えられない」というまでの感じは受けず、今日もある程度のところまで一気に下げたらリバウンドしている感じです
マザーズ指数も、朝イチから大きく下げて昨日の反発をほぼ打ち消してしまったため、もう一段下落するかと思ったのですが、何とか節目の800ポイントで耐えています。

楽天証券は「大きな相場変動が続いておりますので建玉や保証金率の状況にご注意ください」としているだけで、追証の手続の案内は掲載されていませんし、マネックス証券と松井証券にも、これら記載はありません。

やはり個人投資家が投げ売りするまでには、まだ至っていないと思います。

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