これまで書いたとおり、今までの順張りのスイングトレードの方法では勝てるようにならず、さらなる勉強を続けました。
方向としては、上昇トレンド中の株の順張りのスイングトレードをどう進化させるかでした。
当時は、全く気づいていないのですが、ここから一歩ずつ勝ち組トレーダーに近づいていくことになります。
これまでの順張りのスイングトレードのエントリーは、レンジの上限を突破するか、直近高値を超えるかでした。下のチャートの四角の部分で買うものです。

ただ、あまりにも単純、教科書的すぎて、誰もが思いつく方法であり、また、本能だけでトレードしているトレーダーでもエントリーしうる方法です。
当然、大口トレーダーのカモにされるだろうと考えました。実際、この方法では、勝てるようにはなりませんでした。
そこで、もう少し違うエントリー方法が必要と考えました。
まず思いついたのが、レンジの上限を突破(ブレイクアウト)したときのように、平行線を使ったトレードを使ったトレードをやめることでした。このようなトレードは、あまりにも見え見えに思えたからです。
では、どうするのか。少し分かりにくい、斜めのラインを使ったトレードはできないかと探したところ、見つかりました。一つは、グランビルの法則を使う方法、もう一つは三角持合いのブレイクでエントリーする方法でした。
グランビルの法則にはいくつかの種類があるのですが、上昇中の株価が移動平均線までの下がってきたときにエントリーするものです。
私は、25日移動平均線(緑色の線)にタッチしてから反発したり、一旦割ってから再度25日移動平均線を超えてきたものにエントリーすることにしました。わかりにくいと思いますので、チャートで説明すると、ピンクの四角の部分で買うようなイメージです。

もう一つの三角持合いのブレイクは、株価が横ばいの間に上昇・下落の範囲がだんだん狭まってきて、いずれかの方向に株価が解き放たれるというものです。解き放たれると、レンジのブレイクアウトと同様に、大きく株価が変動すると言われています。
言葉では説明しにくいので、チャートで説明すると、ピンクの四角の部分で買うようなイメージです。

この二つの手法は、トレードについて勉強していない初心者や、本能だけのトレーダーでは、まずエントリーできないポイントです。それだけに平行線を使ったトレードよりは、勝ちに近づけるトレードであると思われます。
ただ、勉強熱心なトレーダーであれば、普通に知っている手法であり、単純にエントリーするだけでは、大口トレーダーの標的にされることも考えておかなければなりません。
とはいえ、私のこれまでのトレードを振り返ると、平行線を使ったトレードよりは、斜めのラインを使ったトレードの方が収支は良くなっています。