トレードのルールの続きです。
どのようなチャート形状の株を選び、どこでエントリーし(買い)、どうなったら売る(ロスカット、利益確定)かについてです。
まず、トレードの方向性として逆張りで買うこととしました。
そして、チャートは、「レンジになっているもの」「サポートラインが引けるもの」「一気に大きく下げたもの」を探して選ぶこととしました。
この時点では、以前と同様に、「安くなったものを買う。」という意識でした。
エントリーするポイントは、チャートから見て株価が下げ止まると考えられるところなどに決めました。例えば、レンジの下限やサポートライン付近です。
次に、エントリー前に「ロスカットするポイント」を決め、買い注文と同時にロスカットの逆指値を注文するようにしました。
ルールを決めた中で、これが最も重要なものでした。

あと、「利益確定するポイント」のおおまかな目安を決めるようにしました。
上述の2つのポイントは、買値からの変動幅で決めることとし、ロスカットが概ねマイナス2%~3%程度、利益確定がプラス10%~30%程度としました。
東証1部の株のように比較的値動きが落ち着いているものか、新興市場のように値動きの激しいものかによって変動幅を調整しました。
ほかにも、変動幅ではなく、チャートの節目(直近の高値、安値など)を使って決めることもありました。この場合も、上述の変動幅の範囲内になるようにしました。
これにより、あらかじめ損が限定されるようになりました。そして、損小利大になるようなトレードを心がけました。
うーん、言葉ではわかりにくいですよね。チャートを使って説明します。
レンジになっているもの(チャートA)では、レンジの下限のサポートライン(下側の黄色い線)付近で買います。例えば、ピンクの四角の部分です。
ロスカットは、買値からマイナス2%~3%とか、直近安値(節目)の青い丸印を割ったところです。利益確定の目安は、レンジの上限(上側の黄色い線)あたりです。この場合、買値からプラス10%程度になります。

サポートラインが引けるようなもの(チャートB)では、サポートライン付近(下側の黄色い線)で買います。例えば、ピンク色の四角の部分です。
ロスカットは、買値からマイナス2%~3%あたりです。サポートライン下の直近安値(青い丸印)は、買値からマイナス12%にもなるので使えません。
利益確定の目安は、とりあえず直近高値(緑の三角)あたりです。買値からプラス10%程度です。

エントリーが難しかったのは、一気に大きく下げたもので、「こんなに下げたら下げすぎだろう。すぐに反発するはず」という値ごろ感で買っていました。
例えば、チャートCでは、380円から310円ぐらいまで窓を開けて一気に70円も下げています。このようなチャートがあれば、ピンクの四角部分で買うようなイメージです。

このパターンは、あらかじめロスカットポイントを決めるというルールの例外にしていました。
「ここまで大きく下げたら、さらに下げてもしれてるだろう」「しばらく含み損に耐えれば戻るはず」と考えたからでした。
ある程度でロスカットしたり、ロスカットせずに損に耐え続けるなど様々でした。
あと、利益確定をどうするかですが、ロスカットせず大きなリスクを負っている以上、それなりのプラスにならないと割に合いません。最低でも10%、あるいは下げ始めたところからの半値戻し、例えば、40%下げたのであれば20%のプラスの目指しました。