10年間負け続けたトレードとは

負け組の心理
この記事は約3分で読めます。

私が株を始めて10年間は、とにかく勝つことができず、計500万円以上の損を出しました
勝つか負けるか(株価が上がるか下がるか)の確率は五分五分なのに、なぜこんなにも負け続けたのか。

私にとっては、ほんとに情けなく、思い出したくもない過去です。
ただ、この頃のトレード手法や心理を改めて確認することで、同じミスを繰り返さないようにしなければと思っています。

自らの3,000以上の売買の記録を分析してわかったことがあります。

ルールから外れたトレード、負ける確率の高いトレード、つまり余計なトレードをなくせば、収支が大きく改善するということです。
目からウロコでした。

これまでずっと勝つためのトレード手法を探し続けていたのですが、その答えの一つがこんなところにあったとは…

この余計なトレードというのが、私が負け続けた頃のトレードそのものであり、それをこれから書いていきます。

負けていた頃にも、一応、段階というかレベルの違いがありました。簡単に各段階でのトレードの遍歴を書いていきたいと思います。
トレードの期間は、数日から数か月、数年に至るものまでバラバラです。 

まずは、株を始めてすぐの完全に無知な頃のことです。

一番最初は、インターネットの株の掲示板で騒がれていた個人投資家に人気の株を買っていました。
当時で言えば、ライブドアとかインボイスとか新興市場の値動きの激しい爆発的に儲かる可能性のあるものばかりでした。

いろいろな銘柄を調べてから選択するというよりは、たまたま目についたものを衝動的に買っていた頃です。

当然ハイリスク・ハイリターンなのですが、大きく儲けることばかり考えていて、リスクには、ほとんど目を向けていませんでした。
まさに怖いもの知らずです。

ほしいと思ったときに買い、株価が上がっても下がっても、いつ売るかは全く考えていません。
すべて行き当たりばったりで、欲望と感情の赴くままのトレードでした。 

この時期、トータルでは儲かっていないのですが、なぜか大損することもなく、乗り切っています。
まったくもって不思議です。

新興市場の分割バブルで少し儲けられたことと、おそらく相場環境がよかったことが影響しているのでしょう。
あと、ビギナーズラックでしょうか。 

では、その次の第2段階です。

他人の意見や人気で選んでも勝てないので、自分の判断で良いと思うものを買うことにしました。
とはいっても、3,000以上もある株の中からどれを選べばよいか全くわからない状態でした。

なので、あまり深くは考えず、名前を聞いたことのある有名な会社で、「なんとなく株価が上がりそうな気がするもの」をテキトーに選んで買っていました。 

あと、好決算や上方修正などの良いニュースが出て株価が急騰している株を見つけると、「これからもどんどん株価が上がり続ける。」と思い、飛びついて買っていました

しかし、ほとんどの場合、そのまま上がり続けることはありません。結果的に上がって行くとしても、一旦は大きな下げがあって我慢できず、売らされてしまうことが多かったです。

良いニュースをみんなが知ってから買っても、もう遅いのです。まず儲かりません。 

この段階でも、株に関する勉強は全くしておらず、感情だけのトレードに変わりはありませんでした。
なぜ今この株を買うのかという理由や根拠はなく、テキトーに買って、テキトーに売ってるだけでした。

当然、勝てません。

タイトルとURLをコピーしました